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国道62号線

自動二輪車に関する記録など。

XT660Z、出会いと別れ。

XT660Z

XT660Zは僕の憧れの大型バイクで、初めて見たときから乗ってみたいと思っていたバイクだった。単気筒のビッグオフなんか、つらいぞと言われても、どうしても乗ってみたかった。だから、日本国内ではレアな車両でありながら条件に合うものを探し続けていた。

 

 

そして2013年の11月頃にタイミングよく出現した、パニアケースつき走行距離7500km程度の車両を契約した。このとき、僕はバイクを所有しておらず、喉がからからだったんだと思う。更にこのとき実はまだ大型免許の教習中で、教習が半分以上残っていた。

 

12月25日に大型免許を取得し、その日にバイク屋さんへ直行して、納車した。初めての大型バイクで、重心が高く足つきのあまりよくないバイクに乗るのは、ちょっとしたチャレンジだったと思う。いざ走り出してみると、突き上げるような振動が、これからのバイクライフになんともいえないわくわく感を作ってくれた。

 

そして乗れば乗るほど、その独特な顔と広い背中が好きになった。頼もしい背中と共に、3年近く一緒に走った。テネレさんは、僕のへたくそな運転によく耐えてくれた。たぶん、持てる力の半分も出し切れていなかったよね。それでも彼は変わらず僕に跨がられるのを駐車場で待っていてくれた。国道152号線、国道299号線、はじめての九州一周ツーリング、はじめての北海道ツーリング。30歳になる前に、ほんとうに大好きなバイクと一緒に行くことが出来て本当に良かった。

 

納車して初めてのツーリングの前に立ちゴケ。最後のツーリングの前にも、ロックを外し忘れて立ちゴケしてしまった。立ちゴケに始まって、立ちゴケに終わるという情けないオーナーだった。

 

ハンドガードも、ドイツから不良品が届いて、削ってなんとか装着したが、気づかないうちに本体の方が傷ついてしまっていた。北海道ツーリングの前の話だ。タンクの塗装がえぐれてしまって、泣きそうだった。あたり確認を怠ったことも、今後の反省事項となり、経験として生きてくれるんじゃ無いかと思う。

 

本当はこの車両で10万キロ以上走ってやるぞと納車の時は思っていた。しかしながら北海道ツーリングを経たことによって、更なるロングツーリングには単気筒のビッグオフローダーでは厳しかろうということ、それから、北海道で見たような、タンデマーを乗せて長距離ツーリングをしたいという願望を叶えるには、もっとパワフルなエンジンと、マイルドな乗り味、そしてなにより安心感が必要だと判断した。

 

さようなら、XT660Z TÉNÉRÉ。16000kmもの距離を一緒に走ってくれてありがとう。

 

次のオーナーさんに直接引き渡したとき、彼はとても喜んでくれていた。どうぞ、バイクライフをお楽しみ下さい。

 

そして、ようこそR1200GS!